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入試の小論文ではなにが見られているか
 近年の大学入試では「小論文」が課されることが多くなりました。この小論文、あるテーマに対する自分の考えを述べるものである以上、受験生の数だけ正解があるものと言えるでしょう。
 しかし、この小論文で合否が別れることを考えると、
「より良い解答」「ダメな解答」が存在することもまた、明らかです。もちろん、みなさんが書かなければならないのは「より良い解答」の方です。では、どのような解答が「より良い解答」なのでしょうか。また、どんな解答が「ダメな解答」なのでしょうか。この点を意識するようにすれば、小論文に対する対処法を自分の中で作り上げることができるかもしれませんね。
 そもそも、「小論文」という出題で大学側はみなさんのなにを見ようとしているのでしょうか? 慶應義塾大学法学部の論述力テストの表紙には以下のように記されています。

この試験では,広い意味での社会科学・人文科学の領域から読解資料が与えられ,問いに対して論述形式の解答が求められる。試験時間は90分,字数は1000字以内とする。その目的は受験生の理解,構成,発想,表現などの能力を評価することにある。そこでは読解資料をどの程度理解しているか(理解力),理解に基づく自己の所見をどのように論理的に構成するか(構成力),論述の中にどのように個性的・独創的発想が盛り込まれているか(発想力),表現がどの程度正確かつ豊かであるか(表現力)が評価の対象となる。

 これはあくまでも慶應の法学部の場合ですが、どの大学でもおおむねこれと大差はないでしょう。重要なのは、
(1)与えられた課題に対して(2)論理的構成に基づいて考え、そこで得られた自身の考えを (3)適切な言葉と構成をもって表現していく、ということなのです。
 このことをよく理解しておきましょう。

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